働き方

9割以上が睡眠に不満

投稿日:2014年1月23日 / by

マッサージチェアのパイオニア、(株)フジ医療器(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:木原 定男)がこのほど、「第3回 睡眠に関する調査」を10~80代の男女約4,587名(男性 1,866名、女性 2,721名)を対し、実施。その結果を公開した。

「ご自身の睡眠に満足していますか?」という質問にはなんと、91.9%が不満ありと回答。過去も、第1回目(2011年10月調査)94.6%、第2回目(2013年1月調査)93.8%と9割を超える数字だったが、睡眠についてはほとんどの人が不満を抱えていることが改めて浮き彫りになった。

睡眠に関する調査結果不満の内容については、「寝ても疲れがとれない」(18.5%)、「朝すっきりと起きられない」(11.6%)、「夜中に何度か目が覚める」(11.3%)が上位を占めた。また、その原因については、「ストレス」が48.9%、「手足の冷え」が22.7%、「体調不良」が20.2%と続いた。

原因については、男女別で男性の71.1%が「ストレス」と回答しており、職場における人間関係や業績等に関連した強いストレスが、精神面に影響を与えている可能性が示されている。一方の女性もトップは「ストレス」だが、割合は33.6%と男性の半分以下となっており、性差の違いが明確になっている。

もはや“国民的悩み”といえる不眠。少しでも改善するために工夫していることはなにか、の質問に対しては「より快適な掛布団・毛布を使用」(92.9%)、マッサージ(91.8%)、より快適な寝間着を着る(91.3%)がトップ3となった。不眠の不満のトップが「寝ても疲れがとれない」ということから、寝る前に少しでも疲れを緩和しておこう、という意識が強いようだ。

不眠は職場において百害あって一利なし。眠気で集中力減少→作業効率ダウン→ズルズル残業→帰宅時間深夜→睡眠時間減少→ストレス増大→不眠慢性化という負のスパイラルに陥りやすい。快適に働いてこそ、いい仕事ができる。そのためには良質な睡眠が重要になる。

昼寝を容認している企業があるように、うまく睡魔をコントロールすることで、作業効率のアップにつなげることは可能だ。会社的に難しくても昼休みを活用するなど、やりようはある。一度リズムをつかめば、一気に負のスパイラルから脱することも不可能ではない。ちょっとひと工夫で慢性的な不眠を改善できるなら、トライしてみない手はないだろう。

 

 

 

 

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