
残業女子と体重の気になる関係とは
残業時間と体重の変化の意外な相関関係が判明した。ダイエットサプリメント「なかったコトに!」の販売を行う(株)グラフィコ(所在地:東京都品川区、代表取締役:長谷川 純代)が、全国の20歳~39歳の300人の女性有職者を対象に実施したインターネットリサーチ(2014年5月23日~2014年5月27日)で分かった。
女性の社会進出が一層高まる中、残業女子比率が増加している。残業時間も伸びる傾向にあり、男性同様の疲労やストレスが蓄積された女性社員も珍しくなくなっている。では、女性社員の残業と体重にはどんな関係があるのか。
1年前と比較して体重の変化を残業時間別に聞いている。その結果、体重が増加したとの回答が残業時間「30時間~40時間未満」49%、「40時間~50時間未満」42%、「50時間以上」40%とプチ残業組が最も体重増加率が高かった。

グラフィコ調べ: http://www.graphico.co.jp/
どれくらい増えたかについては、5kg以上が「50時間以上」のヘビー残業女子組が16%で最多。他の2組は「5kg以上」が、ともに11%だった。
このことから、長時間の残業は、疲労やストレスを蓄積。生活を不規則にしたり、過食を誘発。ヘビー残業女子組の肉体に疲労とともに脂肪をたっぷりとまとう傾向があることが分かる。
一方で、体重増加量の平均値では残業時間「30時間~40時間未満」のプチ残業組が1.15kgで最も多い結果となった。この結果は、意外な感じもするが、原因を裏付ける調査が行われており、そこから類推できる。

グラフィコ調べ: http://www.graphico.co.jp/
その調査は、お酒を飲む頻度。この調査では、「30時間~40時間未満」のプチ残業組が「毎日」19%でトップのほか「2、3日に一回程度」も19%とトップ。両方合わせて21%のヘビー残業組に大きく水をあけている。
つまり、プチ残業組は、ほどほどの残業を終え、気分よく夜の盛り場に繰り出し、しっかりとストレス発散をしている。結果、たっぷりとアルコールと脂肪分が体内に蓄積され、激太りこそしないものの、平均的にほどよく脂肪を身にまとう、という構図の様だ。
対照的に、ヘビー残業組は、長すぎる残業のため、飲みに行く時間さえなく、夜遅くに過食して脂肪を蓄積する。もしくは、食事もままならぬほど仕事に没頭し、やせてしまっている可能性もある。その結果、体重増加の平均値は、プチ残業女子を下回ると考えられる。
あくまで推測だが、やはり、過度の残業は、身体に大きな負担を強いており、できることなら、減らす努力をした方がよさそうだ。ちなみに、お酒を飲む楽しみについての質問もしているが、プチ残業組が「楽しみたいから」、「ストレスが発散できるから」がともにトップ。ヘビー残業組では、「ストレスが発散できるから」が高めで、「仕事の付き合いがあるから」が42.4%と他を圧倒する高い割合となっている。
この結果からは、プチ残業組のお気楽度と、ヘビー残業組の仕事どっぷり度が明白に分かる。今後、女性管理職を増やす方向で政府が動いていることを考えると、ヘビー残業女子組は増えていきそうだが、この結果をみる限り、残業を減らしつつ、業務の質を高めることに並行して取り組んでいかない限り、思惑通りに事は運びそうにない気もする…。