
出産後にパワーアップ復帰するために準備すべきこと1位はアレ
通信教育を手掛ける(株)ユーキャンは、全国20代~50代のビジネスパーソン(合計654名)を対象に、アベノミクス3本目の矢「成長戦略」の中で挙げられている「女性が輝く日本」に関する意識調査を実施した。
「女性が輝く日本」を実現する上で、国から提示された目標に対する評価で最も高かったのは「待機児童の解消」(72.9%)だった。次いで次いで「25歳~44歳の女性就業率向上(68.3%)」、「第1子出産前後の女性の継続就業率向上(64.1%)」となった。この結果から、目標よりも実際の問題の解消が重要であることがうかがえる。
女性が出産後に復職することについては、男性の88.8%、女性では92.6%と大多数が前向きであることが分かった。その理由として「出産前までに培ったキャリアの活用(59.0%)」、「仕事が好きなら出産後も続けるべき(52.1%)」、「家計を支えるため(48.9%)」、と続いた。女性の回答で「育児からの解放・気分転換」という回答が3割弱ということからみても、あくまでも社会の“戦力”として職場復帰を望んでいることが分かる。
付随して、「女性が管理職に就くことに賛成」とする意見は87.9%、男性でも85.1%が肯定しており、受け入れ土壌は整っているといえる。その理由については「仕事で女性の能力を発揮できる機会を増やすべき」(58.3%)がトップだった。
では、女性が管理職に就くために必要なものはなにか、については7割の女性が「キャリアアップ・スキルアップ」と回答した。以下、「女性自身のモチベーション」(62.4%)、「会社や職場の同僚、上司の理解」(59.6%)、「夫の理解と協力」(55%)、「産後の女性が働きやすい職場の制度」(45.7%)と続いた。
また、出産後もこれまで通り働くために準備することについては女性の57.2%が「資格取得」と回答。具体的に資格については「TOEICその他の外国語検定」(52.7%)、「簿記検定」(30.1%)、「ファイナンシャルプランナー」(28%)となった。