働き方

7割弱が変化する就活時と「いま」の会社選びの基準

投稿日:2015年8月24日 / by

営業で活躍するF嬢は最近、行き詰まりを感じている。日々数字に追われ、もう何年も自分のことを労わっていなかったと実感するようになったのだ。第一希望で入った会社で、いまも営業レディとしてバリバリ活躍しているが、何かが違うかも…と感じ始めている。

働く女性向けWebマガジン『Woman type』を運営する(株)キャリアデザインセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:多田弘實)が、転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type( http://womantype.jp/ )』サイト読者へ「学生時代の就活」と「今」の会社選びの基準の変化についてのWebアンケートを実施(2015年7月16日~21日)。その結果がなかなか興味深い。

仕事内容より○○が大事! 「学生時代の就活」と「今」で女性の会社選びはどう変わる?   Woman type  ウーマンタイプ

就職活動時と現在で、会社選びの基準が変わった女性は7割弱(67%)。どう変わったのかについては、学生時代は給料(49.6%)より「仕事内容を重視」(74.4%)していたのが、現在は仕事内容(58.1%)より給料を重視(76.3%)に変化。就活時に重視していた「仕事内容」が、時を経て「給与」となっている。

まさに理想と現実ということなのか…。その理由について、「学生時代はとにかくやりたいことができればいいと思っていた」という声に象徴されるように、学生時代は自分の理想を追求するイメージが膨らんでいたことがあるようだ。

希望通りの会社に入り、結果も残しているF嬢。不満はないのになぜか心の中がワサワサする違和感。給与にも満足しており、この調査結果はあまり参考にならない。それでも、アンケート結果の5番目にある「ワークライフバランス」については少し共感した。仕事ばかりでプライベートがほとんどない状況に不満こそないものの、「このままでいいのかな」と思い始めているからだ。

離職など頭にないし、むしろ女性管理職としてのフィールドも目指してみようという思いもある。ただ、このまま仕事一本槍ではいけないのかななというモヤモヤした葛藤が少しある。とりあえず、どうなるかはともかく、これからはもう少し仕事とプライベートのバランスということも意識しながら、仕事に取り組んでいこうかな、と思い始めている28歳の夏だった。

 

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