働き方

いけ好かない上司でも、やる気をなくさないための5つの心得

投稿日:2016年11月11日 / by

あなたの上司はトランプ型? 問題上司とのスマートな処し方

「まさか」の人事で、上司が変わった。運悪く、協調性ゼロ、暴言も当たり前。自分の利益が最優先の某新大統領のような人間の下で働くことになった。すでに憂鬱だが、病的にまで悪化しないかいまから不安だ。現代の“遺物”といえるハラスメント系の典型上司だが、モチベーションを維持し続ける自信がない。

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3か月は業務に集中する

とにかくあんな上司は嫌だ。すぐにでも異動したい。それくらい、嫌気に満ち溢れているかもしれない。だが、業績にシビアなこの時代に、一応、上司に選任された人物。ひとまず受け入れないことには、どうにもならない。もしかすると、今回の人事が、その上司のラストチャンスなのかもしれない。あるいはあなたの事業部にとっては必要な資質を備えているのかもしれない。その辺りを見極めるためにも、とにかく3か月は、業務に集中しよう。判断するのはその時だ。

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ガマンの上限を整理しておく

どんなに割り切っても我慢の上限を超えることはあるだろう。それは仕方のないことだ。ただし、坊主憎けりゃ袈裟まで憎し。ひとつのことが嫌になると全てことが不満に思えてくることは珍しくない。それでは冷静な判断などできない。本質を見失ってしまう。万一に備え、就任が決まった時点で、我慢の上限をあらかじめ整理しておこう。残業への意識、怒るポイント、ノルマへのプレッシャー、人材の評価軸…など、どうしても受け入れらないポイントを設定し、そこが決壊した場合のみ、爆発しよう。

同僚や先輩に相談する

理不尽上司への対応で最悪なのは、辛さを一人で抱え込むことだ。明かなパワハラやモラハラは、完全なる職場の悪。すぐに同僚や先輩に相談しよう。同じように被害を受けている人もいるかもしれないし、問題視している先輩がいるかもしれない。一人で向き合うのは厳しくても、仲間で結束して向き合えば、怖くはないだろう。注意すべきは、単なる愚痴や悪口の言い合いにならないことだ。あくまで建設的に論理的に、理不尽上司を追い詰めるための策を練ることが大切だ。

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いい部分を探す

どんなに嫌な上司でもいいところがひとつくらいはあるハズだ。一旦、嫌なイメージはリセットして、いいところを探してみるのは、意外にいけすかなさを薄れさせてくれる。本当にいいところが見つかれば拾いものだ。私の経験では、いけ好かなさが評判でほとんどの人が話しかけない上司に気軽に話しかけ続けた結果、実はいい人だったことが判明した事例もある。食わず嫌いはもったいない。

反面教師として、スキルアップに全力を注ぐ

本来はいい上司のもとで自然にするのがベストだが、人間は逆境の時の方が力を発揮できたりする。目の前にいる上司が運悪く、いけ好かないなら、全てを反面教師としてその真逆をいく。そして、理想の上司になるべく、あらゆる嫌な部分をインプットし、それはしない。そして何をやるべきかを自分の頭で考え、それを身につけることに全力を注ぐ。くじけそうになれば、このバカ上司を抜き去ってやるんだ、と言い聞かせてエネルギーに変え、乗り越えるのだ。

まとめ

嫌な上司になった時点で、モチベーションを下げるようでは、会社員として先が知れている。そもそも、いまの時代、上司が嫌になったなどは小さなこと。会社がつぶれます、なんてことがいつ起こってもおかしくない。ガマンして耐えることが美徳では決してないが、マイナスの状況をプラスに転換する訓練として向き合えば、会社員として、混沌の時代も乗り切れるだろう。勘違いしてはいけないのは、理不尽上司に対し、感情を消し去るのは社畜でしかないということ。しっかりと感情と自分の意志をキープして、いけ好かない上司のもとで踏ん張ることが、先のことを考えても重要だ。

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